高頻度の間欠運転が可能
数十秒単位でON/OFFし、
無駄な送気を削減。
小型設備でも確かな省エネ効果
シンプル構造の電磁ブロワーに
自動制御を加えることで、
水質を安定させながら電力使用量を大幅に削減。
小規模設備や自治体施設でも導入しやすく、
確実な成果を発揮します。
誰も使わない時も
動き続けてムダが多い。
過曝気により、
中和剤が増えることも。
運転時間が長く、
部品摩耗が進みやすい。
時間帯・間欠制御で
無駄な送気を自動カット。
過曝気を防ぎ、水質を維持。
SSR制御で摩耗を軽減。
交換頻度も少なく。
わずか数十秒単位の最適制御で、
運転コスト・水質指標の両立を実現します。
「細かな間欠制御」「時間帯制御」を標準搭載し、DOが消滅する前を見越して自動再曝気を実施。。
処理負荷に応じた最適な送気で、電力削減と安定した水質維持を支援します。
※これらの制御方式は 特許第6964330号 に基づき開発されています。
数十秒単位でON/OFFし、
無駄な送気を削減。
汚水の流入有無を検知し、最適な運転に。
(汚水流入対応型のみ)
過剰曝気を防いで、
水質を安定。
時間帯・間欠・連続など
柔軟に設定可能。
無接点でスイッチ摩耗を防ぎ、
長寿命に。
排水処理施設では、汚水の流入タイミングが日々の施設運用スケジュールに連動しているケースが多く見られます。
本装置では、事前に設定した時間帯スケジュールに応じて運転モードを切り替える「時間帯設定型制御」を採用。
ピーク時間帯・夜間帯などの稼働状況に合わせて最適な曝気運転を行うことで、省電力と水質安定の両立を実現します。
| 時間帯 | 想定状況 | 送気状態 |
|---|---|---|
| 時間帯 7:00〜10:00 | 想定状況 朝の稼働ピーク | 送気状態 連続運転(曝気比率 80〜100%) |
| 時間帯 10:00〜17:00 | 想定状況 通常稼働 | 送気状態 通常運転モード(曝気比率 60〜80%) |
| 時間帯 17:00〜1:00 | 想定状況 夜間緩やかな稼働 | 送気状態 省エネモード(曝気比率 40〜60%) |
| 時間帯 1:00〜7:00 | 想定状況 非稼働(または清掃) | 送気状態 間欠または停止(曝気比率 10〜30%) |
※各モードは「運転時間・停止時間」の比率(曝気比率)として設定され、自由に変更可能です。
※家庭向けは事業所向けとは異なり、朝・夜にピークがあり、日中は非稼働、深夜は緩やかな稼働となるケースが一般的です。
本装置は、以下のような自動制御機能により、状況に応じた運転切替を省力化しています。
上記のスケジュールに応じて、自動で最適な曝気パターンへ切替。
本装置の導入により、電力消費の最適化とともに水質の安定維持、CO₂排出削減など、運転コストと環境負荷の両面において大きな改善が期待できます。
加えて、CO₂排出削減や装置保護にもつながる、多面的な導入メリットがあります。
不要な送気を自動で抑制し、
電力使用量を効率的に削減。
電力削減により温室効果ガスも軽減。
カーボンニュートラルの実現に貢献。
適切な曝気制御により、
水質の悪化を防止。
装置本体が小型・軽量で、
100V電源での設置も可能。
不要な連続運転を避け、
ブロワーの過負荷・劣化を抑制。
電気代に加え、
メンテナンス頻度も削減可能。
本装置の導入により、従来の課題を解消し、運転効率・水質管理・環境対応が大きく改善されます。
常時運転
→ 不要な送気が多く無駄が発生
手動切替・人任せの運用
→ 簡易タイマー制御や手動操作で管理が煩雑
時間帯に合わせた運転ができない
→ 流入時間や運転スケジュールに非対応
水質変動リスク
→ 過曝気や酸欠で処理不安定
高頻度メンテナンス
→ ブロワーの劣化
ランニングコスト・環境負荷が大きい
必要時のみ運転
→ 状況に応じて自動制御し、省エネ実現
自動切替で管理不要
→ あらかじめ設定したスケジュールで自動運転
汚水流入タイミングを見越して、
→ 時間帯別パターンで最適に自動切替
最適曝気制御
→ DO・BOD・pHが安定
設備の劣化抑制
→ 適切な運転で長寿命化
コスト・環境負荷を同時に低減
本装置は時間帯スケジュールに基づく「時間帯設定型制御」を採用。
リアルタイムな流入信号での即時切替ではなく、定時に合わせた運転モード切替で省エネを実現します。
本装置は、エネルギー削減や水質保全を通じて、
持続可能な社会の実現に向けた以下のSDGs目標に貢献します。
排水処理の現場にとどまらず、企業のESG経営や自治体の環境施策推進にも貢献します。
適切な曝気制御により、水質安定と処理性能向上に貢献。
不要な送気を抑制し、最大80%の省エネ運転を実現。
中小施設でも導入しやすい省電力制御で、設備更新や技術革新を後押し。
電力削減により、CO₂排出量を大幅に抑制。
適切な曝気により、未処理流出や水環境への負荷を抑制。
本装置は以下の仕様に対応しており、ご要望に応じたカスタマイズも可能です。
※出荷後に設定を変更する場合は、別途ご相談ください。
本装置の導入にあたっては、以下の条件や確認事項を満たしている必要があります。
上記の条件を満たしていれば、本装置の導入が可能です。
本事例は実際の導入結果に基づいた一例であり、施設の条件や運用状況により効果は異なる。
電力単価やCO₂排出係数は導入当時の実測または公表値を基に試算。
送風機稼働率:約35.4%
省電力率:約64.6%削減
水質改善:pH・BODともに大幅に改善
運転制御例:時間帯に応じて30~50%で制御運転
平均運転時間:約8.4時間(100%換算)
pH:6.7 → 7.3(酸性 → 中性寄り)
BOD:5.7 mg/L → 1.8 mg/L(汚濁負荷大幅軽減)
※BODの最大値は表示用の基準(例:6mg/L)。
※1 pH:水の酸性・アルカリ性を示す指標。
一般的に 6.5〜8.5 が多くの水生生物の生息可能範囲。
※2 BOD:水中の有機物による汚れの指標。
目安:5 mg/L 以下 … コイ・フナ生息可/3 mg/L 以下 … アユ生息可。
本装置は、省エネ・CO₂削減・水質改善を同時に実現し、
持続可能な運転管理をサポートします。
導入にあたっての仕様確認や効果試算、個別施設に応じたご提案も可能です。
ぜひ下記のリンクから、お気軽にご相談・お問い合わせください。
ご不明な点がございましたら、
お問い合わせフォームよりお気軽にお問い合わせください。
運転制御により省エネと水質改善を両立。
電力使用量を約65%削減し、BODも大幅低下(5.7 mg/L → 1.8 mg/L)を実現。