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曝気省電力装置について - 株式会社大和電気製作所

一台で省エネ・水質改善・機器保護

あらゆる施設にフィットする、
次世代型 曝気省電力装置。

自動制御により、曝気量を常に最適化。
省エネ・水質改善・機器保護の3つの効果を一度に実現します。
大規模な排水処理場から小規模施設まで、幅広い現場に対応します。

  • 自動運転制御
  • 運転コスト削減
  • 幅広い用途に対応

吹き出し よくあるお悩みと、その解決策

× 24時間連続運転で電気代がかさむ。
ブロワーの寿命も心配。
✔
処理量に応じて間欠運転に自動制御。
不要な運転を減らし、電気代と機器負担の軽減を実現。
× 流入量の変動に対応できず、
手動調整やタイマー任せ。
✔
流入信号をもとに、ブロワーをリアルタイムで自動運転。常に適正な曝気量を維持。
× 水質(BOD・pHなど)が安定しない。
過曝気や酸欠不足のリスク。
✔
DO制御や曝気比率設定により、
過不足のない最適な曝気運転が可能に。
× 操作が難しく、熟練者に頼りきり。
設定変更も煩雑。
✔
  • 電動機駆動式ブロワー:初期設定済み/タッチパネル対応/設定変更はメールでサポート
  • 電磁式ブロワー:初期設定済み/設定変更は設定器が必要(オプション)
省エネ・水質改善

省エネも水質改善も、
曝気省電力装置でどちらも実現!

曝気省電力装置の構成とインテリジェント制御

流入量に応じた自動運転で、最適な曝気と電力削減を実現します。

システム構成の概略図

システム構成(図解)

処理槽や既存計装からの信号(DO・ORP・流量など)を受信し、制御の基点として活用します。
通常は流入信号をを基準とします。
入力信号をもとに最適な送風量を計算し、ブロワーの運転時間を自動で制御します。
制御信号に応じて送風量(送風時間)を可変制御し、必要最小限の曝気量で処理性能を維持します。
槽内の負荷(流入量)の変動に応じて曝気量を可変し、溶存酸素(DO)濃度の安定と省エネを両立します。

複数の機器が連携して自動制御を行い、「省エネ」と「水質改善」の両立を実現します。
以下は、各構成機器の主な役割です。

機器名 役割・機能
タッチパネル操作部 運転状況の可視化、設定確認・変更操作が可能。
ユーザーインターフェースとして直感的な操作を実現。
制御盤(コントロールユニット) 流入信号に応じた制御演算、ブロワーへの出力制御、警報・履歴管理を実行する中枢装置。
流入信号計測装置 処理対象の水量(流入量)をリアルタイムに取得し、省エネ制御の判断材料とする。
送風機(ブロワー) 制御信号に基づいて処理槽へ空気を供給。
連続・間欠運転などにより電力消費を最適化。
曝気槽(処理槽) 供給された空気により微生物が活動し、有機物を分解。
DO制御により水質改善を図る。

曝気省電力装置の制御方式について

【導入前】 制御方式は打ち合わせで決定

施設の運転状況を確認し、
最適な制御方式を選定します

  • 汚水流入対応型(自動調整型)
    流入変動に自動対応し、状態ごとに最適な運転を実施。
  • 時間帯設定型
    時間帯に応じて運転を制御し、状態に応じて最適化。

制御方式は制作時に決定され、導入後の変更はできません

【導入後】 お客様ができること

設定器(オプション)やタッチパネルから
省電力率(曝気比率)の調整が可能!

  • 曝気比率の変更(例:50% → 70%) ※ 曝気比率は5%〜100%の範囲で5%刻みの設定が可能です。
  • ブロワーの運転時間の割合調整

制御方式は導入後に変更できません

特許技術について

本装置は、排水処理施設における曝気工程の効率化を目的として開発され、制御方式について特許第6964330号を取得しています。
この技術は、曝気槽への流入状況や溶存酸素(DO)の変化を考慮し、ブロワーの運転・停止やサイクル制御を最適化するものです。
その結果、従来方式と比較して30~80%以上の電力削減が可能となり、さらに水質安定化やブロワーの摩耗軽減にも寄与します。

曝気省電力装置の特長

設置するだけで、省エネ運転が可能

初期設定済みのため、その日からすぐに使用できます。
現場での複雑な操作や専門知識は不要で、誰でも簡単に省電力運転を始められます。

ブロワーの摩耗を軽減

送風機の運転時間を抑制し、機器の寿命延伸やメンテナンス負荷の低減につながります。

管理の簡素化

タッチパネルで運転状況を可視化。
設定変更や運転比率・運転時間の調整も簡単に行え、運用コストを最適化できます。

曝気量の適正化

汚水負荷の変動に応じて、曝気量を自動で最適化します。

初期設定済みで即運転可能

面倒な操作なしで
導入後すぐに運転開始

インテリジェント制御

流入量や時間帯に応じた自動切替運転
(汚水流入対応型/時間帯設定型)

曝気比率調整可能

5~100%まで5%刻みで設定可

摩耗軽減設計

適正な送気運転により

ブロワー負荷を抑制

可視化対応

運転状況の「見える化」に対応
(電動機ブロワーのみ)

既設設備にも、新設設備にも対応

柔軟な導入方式で、あらゆる施設に設置できます。

既設対応

稼働中設備へのスムーズ導入

  • 稼働中でも休止せずに導入可能
  • 配線改修を最小限に抑制
  • 運転状況に応じて柔軟に設定可能

新設対応

新設段階からの効率設計

  • 計画段階からコスト削減を考慮
  • 設計時に最適な制御パターンを反映
  • 導入直後から安定運転が可能

導入ステップ

  1. STEP 1

    ヒアリング(事前相談)

    施設の運転状況やブロワー構成などをお伺いし、導入の目的や課題を整理します。

  2. STEP 2

    簡易試算

    導入前後の電力使用量やCO₂排出量の変化を、実際の運転条件に基づきシミュレーションします。

  3. STEP 3

    製品選定・ご提案

    試算結果と処理方式に基づき、最適な装置構成や運転制御方法をご提案します。

  4. STEP 4

    設置/接続

    既設設備への後付けや新設時への組み込みなど、施設条件に応じた柔軟な設置工事を実施します。

  5. STEP 5

    ご利用開始

    初期設定済みですぐに運転可能。必要に応じて運転調整やフォローアップも対応いたします。

導入による主な5つのメリット

省エネ・水質改善・機器保護など、さまざまな観点から効果を発揮。
運用状況に応じて調整可能な制御により、継続的な成果が見込めます。

電力消費の最適化

曝気の最適化制御により、


必要最小限の送風で処理を維持。
無駄な電力を削減します。

CO₂排出量の削減

電力削減に応じて

温室効果ガス排出も抑制。
SDGsや環境対策にも貢献。

水質の安定化

適切な曝気制御により、


pHの中性化やBODの改善を実現。
水処理の品質向上にもつながります。

設備寿命の延伸

適正化曝気により無駄な稼働を削減。
ブロワーなどの設備負荷を軽減し、


寿命の延長に寄与します。

運用コストの削減

電力費と設備保守費の両面で

コスト削減が可能。
投資回収効果も期待できます。

SDGsへの貢献

本装置の導入は、省エネ・水質改善・設備の持続可能性に貢献するだけでなく、企業や自治体に求められるカーボンニュートラル対応や、SDGs(目標13「気候変動への具体的な対策」)への具体的な貢献にもつながります。

さらに、以下の目標にも波及的な貢献が期待されます:

  • 目標6「安全な水とトイレを世界中に」
  • 目標7「エネルギーをみんなに そしてクリーンに」
  • 目標9「産業と技術革新の基盤をつくろう」
  • 目標14「海の豊かさを守ろう」

排水処理のさらなる省エネと水質安定化を、無理なく始めてみませんか?
本装置の導入は、施設の効率化と環境配慮を両立できる“有効な一歩”です。
まずは下記から、お気軽にご覧ください。

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